トランジスタアンプの歪み

7弦ギターやローチューニングでアンプを使っても
良い音に出来ない時があります。
もしマーシャルやメサブギー等の真空管のアンプを使っていたら、
一度トランジスタのアンプに挑戦してみてください。

7弦やローチューニングで一番顕著なのは、弦のたわみからおこる
倍音の増加です。また弦高が低いポジションだとフレットあたりの
アタック音も加わり実音の音程が抜けず困るケースがあります。

真空管にはただでさえ実音の豊かな倍音を作る事により豊かな音色が
作られます。更に歪みが加わると増々実音から遠ざかる音色になります。
トランジスタの歪みは真空管よりも倍音がすっきりしているため
歪ませても芯が残り音程感がはっきりします。
ノーマルなギターでは物足りない歪みに感じますが、
7弦、ローチューニングではそれが利点になるはずです。

意外と有名なギタリストでもトランジスタアンプを使っている例もあります。
パンテラのダイムダックダレルはランドールのトランジスタを使用していたのは
有名です。その他には
ROCKTRON RANPEGE等、あまり種類はありませんが、、、。

トランジスタのベースアンプを使って歪むのはエフェクターでという方法もあります。
要は実音を出来るだけ出して音程感を保ってから歪みを作っていけば迫力のある
重低音を作れるはずです。

写真は80年代のトランジスタアンプの王道、”PEAVY RENOWN”です。
フクスタにあるので興味ある方は間所まで。