長所は自分では自覚しにくく、短所はいつも目についてしまいますよね。物事をはじめた時等は知識も感覚も浅い為に何をやっても楽しく、自分に才能があるとまで思うところから音楽人生は始まります。でもある程度キャリアを積み音楽の深みや他の人の才能や技術を目の当たりにしてから本当の苦悩が始まります。どれだけ練習しても届かない事が出来、他の人の技術をうらやましくなります。

私がアコギをはじめた２０才台後半の出来事は自分のキャリアにとって大事な分岐点でした。フュージョンやプログレを自分の表現出来るジャンルとしてテクニカルなプレイを信条としていた頃にスタジオの椅子で弾いていた即興の作品を聞いていた音楽仲間がその演奏を高く評価してくれました。自分にとってはなにげなく弾いた事だったのですが、実際に聞いている人には印象的なプレイだったようです。

それからは自分のスタイルが変わりました。テクニカルなプレイよりもメロディーやアレンジ、ギターをまるで語りかけるように弾く事、感情をギターで表現する事に目覚めていったのです。

長所はなかなか自分には見えにくく短所ばかりを修正しようとして躍起になってしまいますが、長所がみつかってからの方が本当の短所や必要な修正点がみつかるようです。

何気ない一言が自分の変化をもたらす事もあります。頑なにならず一度耳を傾けてみてはどうでしょうか？

ROLANDさんのご協力により本日よりROLAND V-DRUMSの試奏がおこなえます。スタジオはVOブースを利用して９／１まで利用可能です。お気軽に試しにきてくださいね。

エフェクターやエレアコやアクティブのPU用の電池は6Pといわれる9V電池が使われます。通常はマンガン電池という9Vはゆっくりとした消費量でなくなるまで使える為、比較的消費電力が少ないコンプレッサー、オーバードライブ、ブースター等に有効です。アルカリはコーラス、ディレイ、リバーブ、アクティブPU等の消費電力の多いものに有効です。但し、アルカリは電池が切れるまでは充分な電力を供給すののですが、突然電力がなくなります。アルカリの方が値段が高いので使用電力が多いものにマンガンを使うと少ない時間で切れてしまいます。

機種によってはアルカリやマンガンの指定をしているものがありますので注意してくださいね。たまにディスカウントストアにある９vの中には在庫期間が長くすでに自然放電がおこっているものも沢山あるので出来ればテスターでチェックしてから使用してくださいね。

ギターにもベースにも高いものと安価なものがありますよね。新品と中古品の中のビンテージと云われる機材にも高価な値段が付いているものがあります。特にビンテージのギターに関してはその楽器の値うち（資産価値）とその音色とは関係がありません。その楽器が希少なものである為欲しい人がいれば市場価格が上がっていきます。一時レアミントといって全く使用されていないビンテージに凄い値段がついていましたが、そのギターは良い音色でなるのかは疑問です。ネックはねじれて配線やコイルが錆び付いていてもパーツが変わると値うちが下がります。見た目がボロボロで塗装もはげてきてネックの状態も修正範囲なビンテージは弾きこまれてきたぶんボディもネックも良い反応をしてくれるはずです。値段が安いから悪いギターなのではなく品質が優れているから高いとは限らないのが楽器の世界です。

楽器を選ぶ時は値段に左右されず自分に合う楽器を見つけてくださいね。

来る８／１０（土）に布施アルススタジオで午前１１時から開催されるミュージックレボリューションの参加を募集しております。メンバー全員が２３才以下（１９９０年１月１日以降の方）が出演条件です。バンド、デュオ、カラオケ等出演形態は問いません。締め切りは７月末まででしたが、沢山の方に参加して頂きたいので直前までご応募お待ちしております。お申し込みはフクダスタジオかMSSのホームページよりご応募も可能です。

http://www.studio-go.net/murevo/entry.php

フクスタでは、バンドのプロモーションビデオの制作を始めています。今までは自分のバンドや依頼のあった制作でしたが、本格的なバンドプロモーションの映像を制作しました。

記念すべき弟１弾はBLAD SPENCER”幸子”です。メンバー全員やバンド仲間が協力して作ったロケ映像です。

これからもどんどん作って流していきますね。お楽しみにー。

BLAD SPENCER “幸子”

今年もミューレボの季節がやってきました。23才いかの募集ですが、審査員の前でライブが出来る貴重な経験です。グランプリまでいって日本中にバンド名をとどろかせよう！

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【問い合わせ先】

一時、世の中が不況でせちがなくなった時期にしきりと癒しをテーマにした音楽が世の中を席巻した時期がありました。沢山にヒーリングミュージックが生まれましたが、本来音楽そのものが個人個人にとっての癒しになっているのです。所謂ハードコアでもパンクでもオペラでも現代音楽でも。どうやら響きや和声感にその感触に触れているだけで時間や空間を飛び抜ける周波数が違い、その感覚が好きな音色や和声感になるようです。

クラブミュージックでは低音の響きがどれだけかっこ良いかでトラックの価値が変わるし、レゲエもそうです。所謂リズムのビート感が音楽の要素を占める割合が多いと低域の存在感はもっとも重要な要素になります。

デジタルで一番届かないのがその低域の太さです。デジタルだけで音色を作ると打点を含めどうしても定位があがり低音が後ろに下がります。無理矢理上げると飽和がはじまります。

かっこ良い低域を実現するには、先に音色として低域を確保するためにアナログの機材で低域をつくったものをデジタルに録音し直してください。デジタルだけで作り上げるよりは低域の音色が響くはずです。

よく質問を受けます。相談事もあります。相談してくる人よりも少し長く生きている分少しはアドバイスになっていればうれしいのですが。そんな時心がけている事があります。難しい用語は解り易く言い直す、四文字熟語を使った説教じみた押しつけではなく新しい提案をする。物事をスポーツや映画等例え話にして身近に感じてもらう。

今までも沢山の人の話しや講演、コラムも見てきましたが、惹きこまれる文章には共通点があります。難しい単語や難しい理論は他のものに例えて説明し、専門用語が出てくると必ず解り易い解説を加えて話しが進みます。どうやら物事の本質を理解して話してくれる専門家は、専門用語や難しい表現をしなくてもうまく説明できるようです。

講演はよくyou tubeでもアップされています。専門用語やカタカナだらけの発言や観客の皆さんに噛み砕いて説明できない講演やセミナーには注意したほうが良いですね。