打点

リズムのノリを合わせる時や実際のレコーディングの時によく打点を合わせると言うことがあります。レコーディングでも波形のピークを各楽器とあわせて修正して合わせていく事もあります。でも合わせたとたんにノリがなくなりいきいきとした躍動感が影を潜める事があります。音もアタックもあっているのにどうしてなんでしょう。

よくクリックを鳴らして演奏してみると頭拍だけで感じていると時間の感覚だけでリズムを感じています。頭拍を聞いてからリズムを合わそうとするだけで早くなったり遅くなったりするのです。一定のテンポをキープするには必ず裏拍を身体のどこかに感じて演奏する事です。一流のミュージシャンが弾いている姿がかっこ良いのはグルーブを身体で表現しているからなんです。

のりやグルーブを合わそうという時にはフレーズの中の空白拍をいかに聞いて共有出来るかという所が重要です。弾いているフレーズの頭のタイミングがあっているのが重要ではなく空白拍を共有出来るかがグルーブの鍵です。