個性

個性には2種類あると思っています。本人が気が付かないうちに個性として生まれもって備わっている物。俗に言う天才型の個性です。音感や色彩感覚に優れていたり一度見ただけで理解してしまう才能です。これは本人の自覚なく備わってものです。

私も今世界を中心に活躍している才能を世に出す手伝いをしたのですが、驚いた事がたくさんありました。初めて使う初期のPCのソフトを数日で使い、一週間後には充分のクオリティのトラックを創り、コードの知識もないのに複雑な和声を表現したり。本人は無意識でかっこ良いと思えるものを作ったらそうだったという状態。

では普通の人達はどのように個性を自覚していけばよいのでしょう。才能が溢れる人には常識は通用しません。無自覚に表現出来るため何が常識か理解出来ずにいます。でも普通の人達には常識を測る術を持っています。私は音楽理論も含め沢山の音楽を聴き実際に演奏体験し沢山の人と話しをしました。大多数のみんなが良いという音楽にも触れてきました。

自分の個性を創造するためには、常識を知った上でそれを踏み外したり、無視したりする勇気を持ち、沢山の間違いを作っていきましょう。途中で間違いに気付いても最後まで作ってみてください。その間違いが次の傑作を生み出す火種になるかもしれません。